恐いもの知らずのチャレンジャーが、様々なことに挑戦するこの企画。
いろいろな経験を通して、2人のチャレンジャーが
大きくなっていく様子を見守ってください。
チャレンジャーM
勤続4年目の25歳。女。
チャレンジャーS
勤続5年目の26歳。女。
第13回目は『そばの収穫』に挑戦!
『レッツ・チャレンジ』シーカヤック編でお世話になった、唐津市肥前町の【ふれあい自然塾ひぜん】で、そば打ち体験にチャレンジです。
今回参加した「自分で打ったソバを食べ隊」は、そば作りからそば打ちまでを通して体験することで、食・農・自然とふれあうことを目的に企画されています。
第10回そば打ち(前編)では、そばの種まきを行いました。今回、レッツ・そば打ち(中編)では、そば収穫の様子をご報告します。

 

 そばの種まきから収穫までの栽培計画

今回は8月28日に種をまいて、71日目の11月6日に収穫しました。
種まきの様子は第10回そば打ち(前編)をご覧ください。

 

 

9月6日(種まきから6日目)
芽が出揃ってきました。

9月9日(種まきから13日目)
根の方が赤いのが秋そばの特徴

9月29日(種まきから33日目)
「9月末くらいがそばの花の見頃ですよ」と聞いていたので、見に行ってみることにしました。

白い花が一面に咲いていました。
開花し始めたのが、9月24日(28日目)で、それから2週間が見頃です。

 

そばの花にはおしべよりめしべの方が長い「長花柱花」とおしべよりめしべの方が短い「短花柱花」の2種類の方があります。

同じ型の花同士では受粉せず、交雑してはじめて受精します。受粉するには昆虫の手助けが必要です。

 

 

11月6日(種まきから71日目)
収穫作業の日が来ました。
この日は朝から雨が降っていたので、カッパと長靴を持っていきましたが、 刈り取りをするときには雨も上がり、濡れることなく作業ができました。

そばの実は茶色

雨のせいで土がやわらかくなり、かまで刈り取ろうとしてもスポッと抜けてしまいます。他の方たちはサクサク刈り取っていたみたいなので、土のせいだけではなく、私がへたくそだったのでしょう。そして、抜いたそばの根元の泥をかまでたたいて落とします。刈取り用だったはずのかまですが、結局は泥落とし用になってしまいました。

刈取った後のそば畑

刈り取ったそばを天日干しにするため、わらで縛ります。

縛り方にはちょっとしたコツがあって、まず、わらを束ねて雑巾を絞るようにねじります。

それから、そばを置いて締めながら、わらをねじって巻きます。

最後に、ねじった部分を折り曲げて、くくっている部分に押し込みます。

天日干しの様子です。通常は1ヶ月ほどかけ昼夜干ししたままにするそうです。しかし、今回は3週間で粉挽きまで終わらせなければならないため、日中のみ外に干し、夜と雨の日は建物内で保管し、乾燥させています。

11月21日(収穫から15日目)
干していたそばが乾燥したので、茎から実をはずしているところです。こちらは、ふれあい自然塾ひぜんの堀田さんです。
それから、ふるいにかけて、葉、茎、土などを取り除きます。ふるいで選別できないごみは、唐箕(とうみ)という道具を使って取り除きます。それでも選別できないものは手作業で取り除きます。
取っ手を回すと羽根車が回って、風が発生します。その風の力で軽いごみを吹き飛ばし、そばの実だけが下に落ちる仕組みになっています。

11月22日(収穫から16日目)
そして、これが「玄そば」です。これをさらに天日干しして乾燥させます。
私たちが参加するのは「種まき」、「収穫」、「そば打ち」の3回のみで、あとの作業はふれあい自然塾ひぜんの方たちでされています。そばの生育状況や天日干しの様子など、細かく教えてくださいました。ありがとうございます。
次はいよいよそば打ちです。