恐いもの知らずのチャレンジャーが、様々なことに挑戦するこの企画。
いろいろな経験を通して、チャレンジャーが
大きくなっていく様子を見守ってください。
チャレンジャーたち
第33回目は『甲子園で高校野球の応援』に挑戦!
 こんにちは、チャレンジャーMです。
 
 佐賀県立唐津商業高等学校が昭和59年以来、27年ぶりに夏の甲子園出場となりました。第1回戦が8月8日(月)に行われ、古川工(宮城)に9-4で快勝。1回戦突破に社内も大いに沸いています。
 唐津商業高校は弊社と距離も近く、たくさんの卒業生が働いているなど、弊社にとってはすごく身近な学校です。そこで、今回の甲子園出場をお祝いし、また応援の気持ちを込めて、本社事務所に横断幕を掲げました。
 
 そして、2回戦の対戦相手が決まりました。なんと、栃木県宇都宮市にある作新学院高校です。宇都宮にも生産拠点をもつ弊社にとっては、今回の対戦は記念の一戦です。作新学院OBもいます。どちらを応援するかで、社内も騒然としてます。こうなったら、両校の戦いを是が非でも見たい!甲子園に行きたい!甲子園に直接足を運んで、両校に声援を送ろう!ということになりました。
 
 社内で甲子園応援の呼びかけを行い、15名ほどで行くことになりました。他の皆さんはバスや新幹線のツアーで、私はツアーに申し込まず、直接甲子園でチケットを購入することにしました。それでは、現地で会いましょう!
 
ということで、やってきました!甲子園!!
この日の天気は晴れ、最高気温34.6度と真夏日です。
とにかく暑いのです。あぁ、日焼けが怖い。
 
 ところが、3塁アルプス席(唐津商業側)は売り切れーーーー!
 8月13日は、夏休み、土曜日、お盆の初日、そして、八幡商(滋賀)、東大阪大柏原(大阪)と近畿圏の高校の試合があるからでしょうか、満員でした。追加発売があるかどうかも分らないそうです。
 一塁側はまだわずかにチケットが残っているそうなので、一塁アルプス席券を購入しました。
 もちろん、どちらの高校も応援するつもりで来ましたが、それは、会社の皆さんとワイワイ言いながらと思っていたので、しょんぼりしながら、1塁側を目指しました。
 実は今日、宇都宮工場は操業日になってしまい、工場の人たちは来ていないのです。
 私がひとりポツンとしている頃、、唐津商側でワイワイ応援している宮島醤油の皆さん。
 
 チケット問題ですったもんだしていたら、いつの間にか試合は始まってしまい、私が球場に入った時には唐津商が1点を先制していました。
 唐津商の大会屈指の本格派、北方悠誠選手。
この日、最速153キロの直球を投げました。
 
1塁アルプス席(作新学院) 3塁アルプス席(唐津商)
 
  球場に入って席についても、しばらくはひとりの寂しさで応援に集中できませんでした。しかし、だんだん周りに合わせて拍手ができるようになり、宇都宮工場の皆さんの代表として応援しようと、気持ちを入れ替えることができました。
  1回、3回に唐津商業が1点ずつ点数を入れ、その後、作新学院が4回に1点を返し、5回に2点を入れ逆転しました。周りは大盛り上がりです。もちろん、私も拍手です。
 
 後半、向こう側(唐津商業側)から、「エンヤエンヤ」という応援が聞こえてくるようになりました。「エンヤ」とは、11月に唐津で行われる唐津くんちという祭りのお囃子です。 私の前に座っていた5歳くらいの男の子が真似して、エンヤエンヤとかわいくつぶやいていました。
 地元の祭りの掛け声に奮起したのか、9回裏、唐津商業に1アウト2塁のチャンスが到来。ドキドキしながら見守ります。もう、どちらが勝ってもいいという気持ちです。
 作新学院はこれまで好投を続けた大谷投手から、飯野投手に交代し、唐津商のその後のバッターを抑え、3対2で勝利しました。試合終了。両校の選手の皆さん、おつかれさまです。素晴らしい試合をありがとうございます。
 
結果
1 2 3 4 5 6 7 8 9
作新学院 0 0 0 1 2 0 0 0 0 3
唐津商 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2
 
 試合終了後、唐津商側で応援していた会社の皆さんと合流しました。会った途端、「おめでとう」と祝福され、「チャレンジャーMが、宇都宮工場代表として、応援してくれたから、宇都宮従業員の皆もきっと喜ぶよ」と社長からも慰められ、なんだか複雑な気分ですが、素直に喜ぶことにしました。
 帰りの電車の中で、5分おきにため息をつきながら、「負けたねー」とがっかりしている同僚の横で、すがすがしく勝利の喜びに浸る私。対照的で面白かったです。
 会社に戻ってからも、宇都宮工場の皆さんに、「応援してくれたんだってね、ありがとう」と声を掛けられました。チケットが買えなかったから、作新学院側応援したことは黙ったまま、「ホントに勝ってよかったですね」と笑顔で答えました。
 
せっかく神戸に来たので、みんなでロープウェイに乗り、六甲山に行きました。
神戸の素晴らしい景色を堪能し、楽しい思い出を胸に帰路につきました。