恐いもの知らずのチャレンジャーが、
様々なことに挑戦するこの企画。
いろいろな経験を通して、チャレンジャーが
大きくなっていく様子を見守ってください。
     
  チャレンジャーM とチャレンジャーN
キッコーミヤを胸に、
おそろいのTシャツで頑張ります。
 
 
第38回目は『国際渓流滝登りinななやま』に挑戦!
 
 前回の全日本折り紙ヒコーキ大会では、レッツ・チャレンジ史上初の遠征を体験しました。全国の猛者たちに交じって戦い、揉まれたことで、ひとまわりもふたまわりも大きくなったチャレンジャーNチャレンジャーMです。
     
   さて、昨年の夏は涼を求めて、「流しそうめん」にチャレンジしました。そうめんは涼しく食べられたけど、準備がすごく暑かったので、今年の夏はもっともっと涼しいことをやりたいと思っていました。   
   ある暑い日の午後、弊社妙見工場のE守工場長が、「七山ん滝ば登るばい(七山で滝登り大会があって、それに参加するよ)」と言っているのが、聞こえてきて、すかさず「私(チャレンジャーM) も、ついでチャレンジャーNも仲間に入れてください」とお願いしてみたら、「よかばい」と快諾してもらい、滝登りに参加することになりました。  
     
  
宮島醤油のチャレンジャーたち
 宮島醤油から今年は私たちもチームを含めて、5チーム(1チーム5人)出場します。おそろいのユニフォームを身にまとい、みんなで協力しながら、元気に楽しくレッツ・滝登りです。
 
   
 このおそろいの赤いTシャツ、胸にはキッコーミヤ、背中にはFor the Tasty Century Miyajimaのステキなロゴが入っています。
 これを着ていたら、遠くからでも会社の仲間だと分かるし、ついでに会社の宣伝もできちゃうと喜んでいました。
 ところが、とんだ誤算で、ライフジャケットを着ると、ステキなロゴが隠れてしまいました。

 しかしながら、ライフジャケットは命を守る大事な装備。会社の宣伝のために、命を懸けるわけにはいけませんし、ライフジャケット着用は競技上のルールなのできちんと守ります。
 
     左からチャレンジャーM、M島社長、N
この三人は同じチームです。
 
 
   2012年7月29日(日)、強い日差しが照りつける真夏日でした。
 「国際渓流滝登りinななやま」は今年で23回を迎える、歴史ある大会です。唐津市七山で開催されています。国際という名前の通り、世界各国から多くの方が参加されています。
 
 
開会式、各国の国旗が揃う。
 
       
   日本1364人、アメリカ65人、中国、55人、インドネシア10人、・・・日本も含めて合計28国、1568人が参加する国際交流イベントです。   
   開会式は日本語と英語の二つの言葉を使って行われます。  
     
 
競技本番に向けて、準備運動
 
     

より大きな地図で 国際渓流滝登りinななやまコース を表示
     
 こちらが今回のコースです。鳴神の丘運動公園を出発して、川に入ります。そこからずっと、観音の滝の手前まで渓流の中を歩き、観音の滝で折り返して、普通の道を通ってスタート地点まで戻ったらゴールです。
 
 
折り返し地点の「観音の滝」
まずは、ここを目指します。
 
 
   全長5km、そのうち川の中を歩くのは1.5kmです。スピードを競うのではなく、自然を体感しながら、人と人との交流を楽しむ大会です。基準タイムは2時間30分。そのタイムに近い人、団体から表彰されます。時計など時間を確認できるものは携帯してはいけません。  
      
 今回のマストアイテム「地下足袋」。この日のために購入しました。

 川の中のコースは滑りやすいので、足に力が入りやすく、滑りにくい靴が必要です。

 けがをしないように、長袖、長ズボン、ヘルメット着用で臨みます。
 
 そして、いよいよ出発です。

 なぜか、スタート直前になって、カウントダウンをすることになり、とまどいながらも、笑顔で10、9、8とコールしているM島社長。
 スタート直後の宮島醤油のメンバー
 まずは、元気に坂を下っていきます。みんな、楽しげ、余裕の表情です。
 チャレンジャーNチャレンジャーMが属するチームの名前は「宮島醤油(株)ひまわり2」です。ほかのチームの名前は、「ばら、さくら、さしみ、ひまわり1」です。
 一見、なんの共通点もなくバラバラのネーミングですが、実はこれ、わが社の醤油の名前なんです。ばら醤油さくら醤油ひまわり醤油さしみ醤油から名前をとっています。
  
 川にたどり着きました。
 すごく暑い日だったので、冷たい川の水は、とても気持ちよく、みんな童心に返ってはしゃいでいます。とにかく楽しい。
 
足元が見えないので、転ばないように慎重に進むチャレンジャーM
 
 一方、身のこなしが軽いチャレンジャーN。ターザン状態。
 元気そうに見えるチャレンジャーNですが、1ヶ月前のバドミントンの試合中に、じん帯を損傷し、回復状態は6割程度、現在も治療中です。
 しかし、チャレンジャーNのレッツ・チャレンジにかける想いは強く、テーピングを巻いて出場しました。お医者さんからは、無理はしないようにいうことで、許可はもらっています。
 
 川には、たくさんの人。ちょっと足を滑らせて、流されても、すぐ誰かが助けてくれます。
 
 しばらく、進むと、流れの速いところ、足がつかないほど深いところに差し掛かります。泳ごうとしても、流されて、なかなか前に進めません。最初は、「冷たい!気持ちいい!」だったのが、だんだん、「冷たい、寒い」に変わってきます。
ロープをつたって川を登る
チャレンジャーN(上)チャレンジャーM(下)
必死!
 
 結構歩いたなと思って、「もう半分きましたか?」と数回出場している経験者の同僚に聞いたら、「まだまだ2割ぐらいしかきてないよ」との答え。びっくりしました。
 そもそも、チャレンジャーNチャレンジャーMは、沢をハイキングくらいの軽い気持ちでいました。こんなに水流が激しいところを、必死にクライミングするとは思っていなかったので、甘く見ていたことを少しだけ反省しました。
 
 川の中コースにはみんなで連なって自然のスロープを一気に滑り降りたり、断崖から川に飛び込んだり、お楽しみスポットがいろいろあります。
この断崖から川に飛び込む。
 ここは、けがはしているけど、若くて元気なチャレンジャーNにまかせて、チャレンジャーMは撮影を担当します。

 勢いよく飛びこむチャレンジャーN
 
 そうやって、遊びながら進んでいるうちに、川コースが終りました。いろんな人に、引っ張ってもらい、支えて、押してもらって、無事登ることができました。ホッとしつつも、さみしい気持ちもあります。
 
 陸に上がると、遊歩道(階段)を通って、滝を目指します。川コースは大変な難所でも楽しかったのですが、疲れて重くなった体で階段を上がるのは、ただただつらいばかりです。
 
 滝に到着!
滝を背景にひまわり2チームで記念撮影
 
 滝のそばではのどの渇きを癒すため、トマトが用意されていました。
 程よい酸味と甘みが口の中に広がります。元気を取り戻して、あとはゴールまで、坂道を下っていきます。
 
 そして、ようやくゴール。
 ゴール後、時間を確認すると、4時前でした。たしか、出発したのが、11時頃だったので、なんと約5時間も経っていました。
 
 大会終了後、チャレンジャーNは慰労会に参加し、さらに楽しんだ後、無理がたたったせいか、翌日から一週間、風邪をひき、中耳炎になり、足の治りも遅くなるという憂き目にあうことになります。
 チャレンジャーMは、その晩、早々と8時に就寝したので、休息十分、翌日から元気に仕事に励みました。
 
 来年もまた出たい!